数学で英語を勉強するブログ

昔数学を嗜んでいた社会人が苦手な英語の勉強をするブログです。数学の話題も扱っていきます。

Schlenkサーベイ-Fine Structure-その2

こんにちは!GiTaNです!

引き続きSchlenkのサーベイを読んでいこうと思います。

今日は、前回定義したPell stairsを使って、EllipsoidをCubeにシンプレクティック埋め込みしていこうと思います。

関数c_{EC}を記述していくのですが、次のように定義域をひとまず3つに分けます:

  • I_1:=[1,\sigma^2],
  • I_2:=[\sigma^2,\frac{1}{2}(\frac{15}{4})^2],
  • I_3:=[\frac{1}{2}(\frac{15}{4})^2,\infty].

 そして、それぞれの定義域上でc_{EC}は次のようになっています:

  • I_1上では、c_{EC}は Pell staris で与えられる
  • I_2上では、c_{EC}は7つの disjoint interval 上を除いて、c_{EC}(a)=\sqrt{\frac{a}{2}}であり、そのdisjoint interval 上では区分的に線形な関数で与えられる*1
  • I_3上では、c_{EC}(a)=\sqrt{\frac{a}{2}}で与えられる

Pell stairs を階段、\sqrt{\frac{a}{2}}を滑り台だとすると、滑り台の上(=\infty側)から滑り降りてくると、途中でなんかケツに段々あたるな〜って思ってきて、最後階段なってんの!?っていうダイナミックな関数になっています!謎

次回は、どうやってこんなのにたどり着くのか?という点についてザクっと見ていきたいと思います!

 

*1:参考文献を読むとFigure1.2にグラフが書いてあります、区分的に線形な関数は、線形で増加していって、平らになる階段一段分の形になってます